Soratama | 宙玉

Aerial ball shooting technique : 宙に浮かぶ玉の中の光景を撮影できる宙玉(そらたま)。撮影のためにはどんな機材が必要になるのか? 撮影のコツや作例などを紹介。

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自分で工作する方法

なるべく安く宙玉を使ってみたい方は自作することも可能です。アクリル製の板と透明球で工作するのがおすすめですが、この部分の工作が難しいという方には「工作用宙玉」→(Amazonにて販売)
この工作用宙玉自体はアクリル製の簡易的なものなのでクリアできれいに撮影したいという方にはsoratama 72などの光学ガラスを使った製品をおすすめします。

●工作に必要なもの
マクロ撮影が可能なカメラやレンズ
マクロ撮影ができない場合は、クローズアップレンズや接写リング
お菓子の空き箱や紙筒、レンズフードなど
宙玉
ステップアップリング

●工作の手順
1)菓子箱のフタの部分を抜いて、枠だけにします。きれいに剥がれなかったら、カッターでバリをカットしてください。

2)接写ができるようにする。→接写をする方法

3)筒をどの程度の長さにカットすればいいのかの調整をします。焦点距離が短い場合は筒を短く、焦点距離が長い場合は筒を長くします。→どんなレンズが向いているのか?
ピントをマニュアルにして一番近いところに合わせ、どのくらいの筒の長さでピントが合うのか確認します。詳しくは「→エクステンションチューブの調整」をご覧ください。

4)菓子箱をカットする。カットする線を引く方法は、紙を一周チップスターの周りに巻いて印を付ける。カッターを使ってあまり力を入れずにカットする。短く切ってしまうとやり直せないので、少し長めに切ってから調整する。失敗も考えるとチップスターは長い物がいいです。菓子箱の底側を使うと67mmのステップアップリングがかっちりはまります。

5)菓子箱のフタ、宙玉、菓子箱の筒、ステップアップリングの順番で取り付けます。取りあえずテープによる仮止めで、テスト撮影し、ピントが合うか? ケラレていないかの確認をします。

6)オーケーであれば、フタを固定します。菓子箱の底側を使った場合、フタははずれやすくなります。筒に紙や薄いスポンジなどを巻いて、すぐにはずれてしまわないように固定してください。

後列左より、フタ、菓子箱の筒、ステップアップリング。前列左より、宙玉、接写リング。

左より、フタにはめた宙玉、菓子箱の筒、ステップアップリング。

組み合わせたところ。フタと筒、筒とステップアップリングをそれぞれテープで固定して外れないようにする。

カメラに取り付けたところ。宙玉部分をステップアップリングでカメラのレンズに取り付ける。レンズとボディの間に接写リングを入れて接写ができるようにする。マクロレンズを使う場合は接写リングは不要。

接写について
玉にピントを合わせるためには接写ができることが必要です。そのためにマクロレンズやクローズアップレンズ、接写リングなどを利用します。以前はクローズアップレンズの使用をおすすめしていましたが、レンズによってはケラレが発生する場合があるので、現在では接写リングをおすすめしています。もちろんピントがあえばクローズアップレンズでもかまいませんし、マクロレンズをお持ちの場合はそちらでお試しください。詳しくは以下のコンテンツをご覧ください。

接写をする方法
接写リングとは?
マクロレンズを利用する

●ステップアップリング
レンズと筒の接続に使います。レンズ側はレンズ径に合わせ、筒側は67mm径にするとピッタリ合います。たとえば、レンズ側が52mm径であれば、52→67mmのステップアップリングを利用します。
ステップアップとステップダウンリング

●宙玉を自作する
アクリル板などを使って宙玉を自作することも可能です。アクリル板への穴あけはドリルドライバーを使うと便利です。ただし、割れてしまう場合もあるので、アクリル専用のドリル刃を使うといいでしょう。また穴を大きくするためにはリーマーが向いています。

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注意:玉の接着に瞬間接着剤を使うと白くなってしまう場合があります。アクリルの接着に適した接着剤をお使いください。