宙玉 soratama

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宙玉での撮影法

宙玉での撮影方法には特にルールなどないので、自分の感覚で自由に撮影してください。とにかくいっぱい撮影し、いっぱい失敗することにより、自分ならではの写真と出会うことができます。

ただ構図に関して言えば天地左右逆さまな状態では分かりづらいので、何パターンか撮影して、あとでセレクトするようにするといいでしょう。

どんな被写体を選ぶか?

被写体も好きなものを自由に選んでください。人物でも花でも景色でもかまいません。好きなものを玉の中に閉じ込めてみましょう。宙玉映えするのはビビッドなものやコントラストの強いものですが、パステル調の被写体をふんわり撮影してもきれいです。

イルミネーションや街の灯りなど、光るものが入っているときれいです。光源や光の反射があると円いボケができますが、絞り値によってそのニュアンスが変わるので、きれいなボケになるようにコントロールするといいでしょう。

また太陽の位置によって、玉の中やエッジにキラリとした反射が入るので、意図的に入れてみるとおもしろいです。

ギャラリーに作例があるので、参考にしてみてください。

絞り値が重要

宙玉を使って撮影をする場合の大事なポイントは「絞り値」です。絞りの値を大きくする(絞る)と被写界深度が深くなり玉がくっきりとします。しかしバックはボケなくなります。

一方、絞りの値を小さくする(開ける)と被写界深度が浅くなりバックはぼけますが、玉のエッジもボケてしまいます。つまり玉のくっきり具合を優先するのか、ボケた感じを大切にするのかで絞り値を決定する必要があります。

絞りの数値を大きく(f22)して撮影。玉のエッジがくっきりしましたが、バックはあまりボケません

 

絞りを開放にして(f3.5)撮影。バックの円ボケの感じはきれいですが、玉のエッジもボケてしまいました

 

以下はセンサーサイズの異なるカメラで絞りを変えて撮影した場合のテスト結果です。撮影の参考にしてみてください。

絞りと描写の関係/M4/3、17mm
絞りと描写の関係/M4/3、30mm
絞りと描写の関係/APS-C、28mm
絞りと描写の関係/APS-C、30mm
絞りと描写の関係/フルサイズ、50mm

絞りを絞った場合は暗くなり、シャッタースピードが遅くなるので、感度を上げたり三脚を使って手ブレしないように気をつけましょう。

その他の技法

玉をくっきりさせる方法としては、「深度合成」があります。これはピントを変えながら複数枚の写真を撮影し、あとで合成するする方法ですが、カメラに搭載されている場合と撮影後にアプリケーションで合成する方法があります。絞り値や撮影枚数などをうまくコントロールすることにより、玉はくっきりさせるけどバックはぼかす、といったことも可能です。

その他、花火の撮影でライブコンポジット機能を使ったり、長秒露光をしたり、いろんなテクニックと組み合わせて、新しい表現を開発してみてください。